地獄飲みの際に

ジャンヌ・ダルクが火刑に処せられ絶命した時には
近くにいた鳥が一斉に羽ばたいたという

僕が死ぬ時もそんな風になるだろうか
と、ごみ捨てに行った際に
電線に止まっている鳥を見て考える

あるいは鳥は気にしないかもしれない

そうではなくても
朝、鳥のさえずりがピーチク
楽しそうに聞こえて

夕、下校の子らの笑い声が
楽しそうに響いて

どうやらここは地獄ではないらしいと
ぼんやりと認識する

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