ランボオは『地獄の季節』の中で
「俺は架空のオペラとなった*1」と書いた
そして晩年の手紙の中では
「人生は茶番ではない*2」と書いている
この距離は長い
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楽しかったね、楽しかったね
今度はもっと楽しくしようね
って楽しくなんかないわぁ~との声
君がイキるとき、誰かが萎えている
しかし僕らはイキらねば
もとい、生きねば
僕が獲得したものは
僕のものだよ、余裕があるよ
生命力の蛇口を閉じた
が、ガスは迂回してどこかから吹き出す
また吹き出さねば
自家中毒を起こしその身を滅ぼすだろう
というわけで詩を書いている
*1『地獄の季節』ランボオ作 小林秀雄訳
岩波文庫 1938.8.5 第一刷39頁
*2 同上 121頁