ピエタ

文字の意味というものが
わからなくなるほどの
過酷

そういったものを相手にしているのだから

たとえばこれ
重力の力場では
一秒間に何キロの速さで物が落下し
という意味が理解できない境地

その時、本は廃品回収行きになる

ただ音楽のようなグルーブのあるものだけが
少しの感情の癒しを与える

それも届かなくなるほどの
過酷があるが

そこまで行くと
もう人肌ヒーリングしかない

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